福岡IT講師殺害事件(松本英光)の生い立ちと現在!ハゲックスは自業自得?

福岡グロースネクストの画像事件

2018年6月24日の夜に発生した「福岡IT講師殺害事件」。

 

犯人は、はてなブログで「低能先生」と呼ばれていた松本英光という人物。

 

被害者は、サイバーセキュリティの専門企業「株式会社スプラウト」の社員、岡本顕一郎(おかもとけんいちろう)さんです。

 

なお、この事件は被害者の岡本顕一郎さんが、「Hagex(ハゲックス)」のハンドルネームで活動していたことから、別名「Hagex事件」とも呼ばれています。

 

それにしても松本英光は、なぜ面識のない岡本顕一郎さんを標的にしたのか?

 

岡本顕一郎さん(Hagex)が松本英光(低能先生)を挑発するようなことを書いたので、「自業自得」との声もあったようですが、犯行動機は呆れるほど幼稚。

 

自身のどうでもいい怒りをぶつけるという、とても42歳の大人がやるようなことではありません。

 

そこで今回は、「福岡IT講師殺害事件」の犯人・松本英光の生い立ちや現在、裁判での判決について振り返ってみようと思います。

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福岡IT講師殺害事件の犯人 松本英光の生い立ち

福岡IT講師殺害事件は、岡本顕一郎さん(Hagex)が「低能先生を運営に通報しよう」とブログで呼びかけたことが動機の1つになったようです。

 

そもそも「低能先生」と呼ばれていた松本英光は、ネット上で誹謗中傷のコメントを繰り返していた人物。

 

何度もアカウントを凍結されては、新たに作り直して誹謗中傷する。

 

あまりにも低能を連呼する為、いつしか「低能先生」と揶揄されるようになったといいます。

 

そんな低能先生こと松本英光の生い立ちはというと、実家は熊本県天草市で3人兄弟の長男。

 

幼少の頃から頭が良く、成績は常に学年の上位。

 

地元では神童と呼ばれ、周りからの評判も良かったそうです。

 

松本英光の画像

 

松本英光は文武両道で非常に真面目な性格。

 

中学校時代はソフトテニス部に所属し、高校では剣道の部活動を一生懸命に取り組んでいたとか。

 

また、読書も好きで、海外の小説も読んでいたという松本英光は、高校時代まで天草市の実家で生活。

 

高校卒業後は実家を離れ、九州で最難関の九州大学に入学。

 

イスラム文明を専攻し、順調な人生を送っていたのです。

 

しかし、難解な英語の文献が読み込めず卒業論文につまづき、8年間通った大学を除籍処分に。

 

その後は、大学時代からアルバイトをしていた製麺工場で正社員となって働きます。

 

なお、勤務態度は真面目だったようですが、上司と折り合いが悪く、2012年に退職。

 

退職後は、貯金を切り崩しながら生活していたとのこと。

 

あと、岡本顕一郎さんが結婚して妻がいたのに対し、松本英光は独身だったようです。

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松本英光(低能先生)のその後

製麺工場を退職した松本英光は、その後ゲームやアニメ、ネットに多くの時間を費やします。

 

昔から地味で大人しくて真面目。

 

目立つこともなく、自己表現も苦手だった為、ネット上に居場所を求めるようになっていったのです。

 

しかし、最終的には親の仕送りが頼りに。

 

その際、父親から「生活できないなら地元に戻って来い」と言われるのですが、無視したといいます。

 

結局、福岡に残って引きこもり生活を送ることになり、はてなブックマークを利用するようになった松本英光。

 

最初は話題の記事を閲覧するだけだったのですが、2015年頃から気に入らないブロガーに対し、低能というコメントを書き始めます。

 

岡本顕一郎の画像

 

なお、岡本顕一郎さん(Hagex)もその中の1人で、誹謗中傷を浴びせられていました。

 

そして、以下のタイトルを付けた投稿をきっかけに、松本英光は怒りを爆発させ、岡本顕一郎さんをターゲットに定めたのです。

「低能先生に対するはてなの対応が迅速でびっくり」

 

岡本顕一郎さんは松本英光が敵対するブロガーの中で、唯一顔出しで活動して有名だったこと。

 

また、匿名の書き込みで「低能先生は、引きこもりでネット弁慶だから何もできないだろう」と言われたことで、プライドを大いに傷つけられたようです。

 

その後、福岡でセミナーを行っていた岡本顕一郎さんの元に行き、襲撃したのでした。

松本英光(低能先生)の裁判判決と現在

福岡IT講師殺害事件が発生した現場は、福岡市中央区大名2丁目の官民共働型スタートアップ支援施設「福岡グロースネクスト」。

 

松本英光は2018年6月24日、この場所に岡本顕一郎さんが来ることを知り、襲撃。

 

そして犯行から約3時間後、東区内の交番に出頭し、逮捕されたのです。

 

また、松本英光は自首する直前、ブログに「犯行声明」ともいえる内容を投稿していました。

 

以下がその書き込みです。

おいネット弁慶卒業してきたぞ
改めて言おう
これが、どれだけ叩かれてもネットリンチをやめることがなく、俺と議論しておのれらの正当性を示すこともなく(まあネットリンチの正当化なんて無理だけどな)
俺を「低能先生です」の一言でゲラゲラ笑いながら通報&封殺してきたお前らへの返答だ
「予想通りの展開だ」そう言うのが、俺を知る全ネットユーザーの責任だからな?
「こんなことになるとは思わなかった」なんてほざくなよ?
ただほぼ引きこもりの42歳はここで体力が尽きてしもうた
事前の予定では東京までいってはてな本社にこんにちはするつもりだったが、もう無理
足つってるし
なんだかんだ言ってはてなというか増田が俺をネット弁慶のままで食い止めていた面もあるしなあ
逆に言うと散々ガス抜きさせてもらった恩がある
はてブと通報厨には恩など欠片もないが
てことでこれから近所の交番に自首して俺自身の責任をとってくるわ
足つってるから着くまで30分くらいかかるかも

 

松本英光は、面識がない岡本顕一郎さんに馬鹿にされたと思い込んで犯行に及び、2019年、福岡地裁の裁判員裁判で懲役18年が確定。

 

この裁判は、自閉症スペクトラム障害の影響が焦点となったものの、完全な刑事責任能力を認めた判決だったのです。

 

なので松本英光は現在、刑務所に収監され、刑務作業に従事していることになります。

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