風立ちぬの声優がひどいし棒読み!なぜ庵野秀明?

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☆この記事はこんな人におすすめです。

・スタジオジブリ映画「風立ちぬ」の声優に庵野秀明監督がなぜ起用されたのかを知りたい。

・主人公・堀越二郎役を演じた庵野秀明監督の演技が棒読みでひどい理由を知りたい。

・「風立ちぬ」のヒロイン・菜穂子の最後について知りたい。

 

2013年に公開されたスタジオジブリ映画「風立ちぬ」は、宮崎駿監督が『崖の上のポニョ』以来5年ぶりに手がけた作品です。

 

主人公・堀越二郎の声優を「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明監督が担当。

 

次郎と恋に落ちるヒロイン・里見菜穂子の声優を女優の瀧本美織が演じています。

 

さらに、主人公・堀越二郎の友人・本庄役を演じるのは俳優の西島秀俊。

 

堀越二郎の母親役をジブリ作品の常連である竹下景子、他にも女優の大竹しのぶや狂言師の野村萬斎といった豪華な顔ぶれが本作品の声優を務めています。

 

そんな映画「風立ちぬ」の舞台は昭和初期の日本。

 

第二次世界大戦時、零戦の設計者・堀越二郎と文学者・堀辰夫、同時代に生きた実在の2人を融合させた青年技師の反省を描いています。

 

また、本作品は堀越二郎とヒロイン・菜穂子の切ない恋の物語であると同時に、菜穂子が病気を患ってしまうという当時の時代背景も描かれています。

 

そこで今回は、気になる菜穂子の最後や声優陣などについて触れていこうと思います。

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風立ちぬの声優が下手でひどい?

アニメ映画「風立ちぬ」は、飛行機造りに情熱をささげた青年・堀越二郎の半生を描いた作品です。

 

宮崎駿監督が実在の人物をモチーフとしたのは本作品が初めてで、完成して見たときには思わず涙を流したといいます。

 

そんな「風立ちぬ」の主人公・堀越二郎は、幼い頃から美しい飛行機を造ることに夢を抱き、設計師を目指して東京の大学に進学。

 

やがて関東大震災のさなかに出会った菜穂子と恋に落ちます。

 

そのヒロイン・里見菜穂子の声優を瀧本美織が務めたのです。

 

瀧本美織の画像

 

瀧本美織は2010年に女優デビュー。

 

「風立ちぬ」が公開された2013年は、映画やドラマ7本に出演するほどの売れっ子で、本作品のヒロインにも大抜擢されました。

 

起用した理由について、鈴木敏夫プロデューサーは「高畑勲監督が後押しした」と語っているのですが、そもそも瀧本美織は本作品が声優初挑戦。

 

女優としての演技力があっても、声優としては「下手でひどい」可能性があったのです。

 

それでも、高畑勲監督は「女優でやっている芝居がいい」と絶賛。

 

それに、元々瀧本美織のファンだったらしく、ヒロインの声優を決めるとき、いきなり「彼女がいい!」と宮崎駿監督に言いに行ったそうです。

 

宮崎駿監督も「高畑さんが言うなら間違いない」、「本人に来てもらって声を聞いてみよう」と言って一応オーディションを実施。

 

台本の一部を読ませて「はい、あなたに決めました。明日からよろしく」と即決したそうです。

 

なお、肝心の演技の方はというと、映画公開後、賛否両論あったのですが、そこまで「ひどい」という声は無かったようです。

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庵野秀明監督はなぜ棒読み?

一方、主人公・堀越二郎の声優を務めた庵野秀明監督ですが、「下手すぎて感情移入が全くできなかった」という感想が多く寄せられました。

 

演技が「棒読みでひどい」と悪評が大噴出したわけですが、なぜジブリ側は『風の谷のナウシカ』の製作に関わった経験を持っているとはいえ、庵野秀明監督を声優に起用したのか?

 

その理由はというと、ジブリ側としては演技が下手なのは最初から分かっていたらしく、「ボソッとしゃべる口調が堀越二郎にピッタリ合っている」ということで起用したのだそうです。

 

庵野秀明の画像

 

一方、ジブリ側からオファーを受けた庵野秀明監督は声優初挑戦。

 

なので、棒読みになることは最初から分かっていて、「オーディションという名目でマイクの前で台本を読んで合わせたら諦めるだろう」と思ったそうです。

 

しかし、そんな思いは通じず、オーディションを受けると結果は見事合格。

 

宮崎駿監督から「それがいい」、「やって」と当初の予定通り、熱烈オファーされたということです。

 

ただ、個人的な感想ですが、いくら庵野監督のボソッとしゃべる口調が良いと言っても声優起用はやはり無謀だったように思います。

風立ちぬの声優一覧

堀越二郎/庵野秀明

堀越二郎(少年期)/鏑木海智

二郎の母/竹下景子

堀越加代/志田未来

堀越加代(幼少期)/信太真妃

里見菜穂子/瀧本美織

里見菜穂子(幼少期)/飯野茉優

里見/風間杜夫

黒川/西村雅彦

黒川夫人/大竹しのぶ

本庄/西島秀俊

服部/國村隼

カプローニ/野村萬斎

菜穂子は最後に病気で死んだ?

映画「風立ちぬ」の劇中で、瀧本美織演じるヒロインの菜穂子は病気の「結核」をわずらっています。

 

当時の日本は経済状態が良い悪いに関わりなしに結核が多かったということもあり、そのような設定になったのでしょう。

 

そして、菜穂子は最後に結核で死んだのかどうか。

 

これは最後に菜穂子が一言を残して消えていったため、どうなったのかが分かりにくいですよね。

 

それにすぐ主題歌の「ひこうき雲」が流れます。

 

※主題歌の「ひこうき雲」は、松任谷由実が当時高校生だった頃に作詞した曲。
松任谷由実の画像

 

結論から言うと、菜穂子は最後に結核で死んでしまいます。

 

と言うのも、二郎が試験飛行を成功させたとき、この世を去っていきました。

 

そもそも「結核」は結核菌という細菌が体の中に入り、増えることによって起こる病気です。

 

結核の約8割は肺結核で、結核菌が肺の内部で増えて、様々な炎症が発生。

 

当時の医学では結核は治らない死の病だったので、菜穂子の最後についてはおのずと想像がつきます。

風立ちぬのあらすじ

宮崎駿監督が初めて自らの作品で涙した「風立ちぬ」は、世界最大の映画の祭典「第86回アカデミー賞」の「長編アニメーション部門」にノミネートされました。

 

スタジオジブリ作品としては、2003年に「千と千尋の神隠し」でアカデミー賞受賞。

 

以来、実に11年ぶりの快挙となるはずだったのですが、残念ながらを受賞を逃す結果となったのです。

 

なお、この年、同部門で受賞したのはディズニー映画「アナと雪の女王」でした。

 

アカデミー賞を受賞した「アナと雪の女王」は、プロデューサーのジョン・ラセターと宮崎駿監督が親友でもあり、ライバルな関係。

 

宮崎駿監督の「風立ちぬ」とどちらかが、アカデミー賞を受賞すると言われていたのです。

 

そんな「風立ちぬ」は実際の人物を題材に、長編で作ったのは初めてでした。

 

簡単なあらすじは以下の通りになります。

幼いころから美しい飛行機を作ることに憧れていた二郎(庵野秀明)は、イタリアのジャンニ・カプローニ(野村萬斎)のような飛行機の設計士を目指して東京の大学に進学。

そして関東大震災が起こった日、美しい少女・菜穂子(瀧本美織)と運命的な出会いを果たした。

その後大学を卒業した二郎は、日本が戦争に向かって突き進む中、飛行機の設計をするために三菱に入社。

上司の黒川(西村雅彦)や課長の服部(國村隼)から一目置かれる存在に成長した二郎は、親友の本庄(西島秀俊)と共にドイツに研修に行くことに。

ドイツで最先端の技術に触れた二郎は、帰国後、戦闘機の設計主任に任命された。

しかし初めての試験飛行で、二郎が作った戦闘機は大破。

しばらく軽井沢のホテルで静養することになった二郎が出会ったのは、絵を描くのが趣味の美しい女性・菜穂子。

彼女は、震災の日に二郎が助けた少女だった。

震災以降、二郎にほのかな恋心を抱き続けていた菜穂子は再会を喜ぶが、会食の約束をしていた夜に突然発熱。

菜穂子は結核を患っていた。

二郎と菜穂子はいつしか恋に落ち、2人は菜穂子の父・里見(風間杜夫)の許しを得て結婚の約束を取り付けた。

そして二郎は工場で再び戦闘機の設計に没頭することになるが、そこに里見から菜穂子が体調を崩したという連絡が入る…!

引用元:金曜ロードシネマクラブ

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